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2025年度アドバイザーコース_4
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続いて内形バイトの型番について内形ホルダーの型番について見ていこうと思います こちらもISO国際標準規格で決まった型番になってございます ですのでチップとかあるいは外形ホルダーの時と同じようにここでしっかりこの型番の意味っていうのを学んでいただけば 弊社の工具を選ぶ時だけではなくて他の工具を選ぶ際も必要となる使える知識になるかと思います それではこれも一個一個見ていこうと思います まず一文字目 こちらが工具の種類になります この種類で分かることは大きく2つございます 一つがクーラント穴 油穴ですね それがあるかないかっていうのが分かります もう一つが工具の材料になります 基本的に外形のホルダーであるとか あるいはフライスのカッターなどは鋼でできてございます もちろん内形バイト 内形ホルダーも鋼でできた工具っていうのがあるんですけれども それに加えて超高合金でできた工具 超高合金のチップではなくて工具本体の方ですね 工具本体も超高合金で作ったというものもございます なぜ内形ホルダー 内形バイトだけ 鋼だけでなくて超高性の超高でできたホルダーもあるのかということについては後ほどご説明いたします 一文字目で分かることは大きく2つ 1つが油穴 クーラントホールがあるかないか もう一つは工具の材料 鋼なのか 兆候なのかということが分かります 2番目 こちらが工具の太さになります 単位はミリですので この場合ですから直径が40ミリということになります 3番目が工具の長さになります 5番目は3で4 5 6 7 8番目なんですけれども こちらは先ほど外形バイト 外形ホルダーの時に学んだと同じ内容 そして同じ順番になります 4番目というのがクランプ チップの固定方法 取り付け方法になります 5番目 これがチップの形 Cだったら先端80の姿形 Dだったら55の姿形 Rだったら丸型といったチップの形になります 6番目 切り込み角 チップがどういう向き どういう角度で取り付けられているか になります 7番目 チップの2手角 チップを横から見たときに まっすぐなのかくぶれているのか ネガチップなのかポジティブなのかが ここで分かります 8番目 これが勝手ですね チップがホルダーの形になります チップがホルダーの右側についている か 左側についているかを示しております 最後 12番目というのがチップの大きさになります これも表の細かいところ こういったところ 切り込み角のこういったところとか 細かいところまでは全部覚える必要はないんですけれども どの文字が何を示しているかというのは しっかり覚えておくようにしていてください すると外見のときと同じように ないといえばいいと言うと チップの型番と ホルダーの型番を見比べていただきますと このチップがこのホルダーに取り付くかどうか というのが分かるようになってございます 見るべきポイントは 先ほどと同じく3つになります チップの形 チップの逃げ角 そしてチップの大きさになります この3つが揃っていれば このチップはこのホルダーに取り付くということが分かります 逆に言うと 3つのうちどれか1つでも違っていれば このチップはこのホルダーに取り付かないということになります Nike用の工具を選ぶ際にもう一つ重要なのが 突き出し長さになります 要するにどれだけ深いところまで どれだけ奥まで加工できるかになります これ弊社のカタログから引っ張ってきたんですけれども こちらに最大突き出し量 4×Dというふうに書いてあります 4Dとかいうふうに読むんですけれども この最大突き出し量 弊社の場合ですとは最大突き出し量と書いているんですけれども 他の工具名作家さんですと 最大加工深さと言っているところもいらっしゃいます 要はどれだけ深いところまで加工できるかなんですね この最大突き出し量 最大加工深さ このDというのが工具の直径になります 要するにこの場合ですと 工具直径の4倍の深さまで加工ができるということになります 例えば一番上の工具 この場合ですと 直径が25mmですので 4×25の100mm 100mmの深さまで加工ができます 一番下の型番 この場合ですと工具の直径が50mmですので 4×50の200mm 200mmの深さまで安定して加工ができるということになります この最大突き出し量 最大加工深さなんですけれども カタログを見れば こういうふうにどのメーカーのカタログでも載っているかなと思います ただいちいちカタログを見るのって まあまあ手間かなと思います そういうときにこの最大突き出し量 最大加工深さの目安というものがございます そちらが次のページですね こちらが推奨突き出し量になります 鋼でできた工具 普通の工具の場合でしたら 4倍まで L×Dが4倍 つまり工具直径の4倍の長さまで加工ができます 安定して加工ができます もっと深いところに加工したい場合なんですけれども 超硬合金でできた工具 超硬合金でできたホルダーですね こちらを使っていただくと L×Dが6倍 工具直径の6倍の深さまで より深いところまで安定して加工が可能になります 先ほどの内径ホルダーの場合でしたら 鋼だけではなくて 超硬合金でできたホルダーもあるよ という話したかと思います その理由がこちらなんですね 超硬合金のほうが鋼よりより硬い 剛性が高いですので より深いところまで安定して 加工が可能になります 超硬合金の場合は6倍なんですけれども もっと深いところまで加工したい場合 ですからその場合ですと 防振ホルダーという特殊な工具が必要になってまいります ちなみに弊社では鋼が4倍 超硬合金は6倍というふうに呼んでおりますが 他の工具メーカーさんですと 多いのが鋼が3倍 超硬合金が5倍と言っている メーカーさんが多いかなと思います メーカーによって言っていることは 数字は微妙に違ってはくるんですけれども まず普通は鋼を使って より深いところでしたら超硬合金を使うというのは どのメーカーも同じになってまいります 先ほど鋼の工具でしたら L×Dが4倍 工具直径の4倍の深さまで 超硬合金できた工具でしたら 工具直径の6倍まで安定して加工できるという話したかと思います それよりもっと深いところまで 加工してしまった場合 加工中のビビりというのが起こってしまいます この防振工具なんですけども そういった加工中のビビり ビビりって振動のことなんですけども ビビりを防ぐ工具になります どういった原理でビビりを防ぐかといいますと 工具の中をくり抜いてダンパーつまり重りを入れてございます このダンパー重りが振動を吸収してくれるという効果がございます これも口で言うてるだけですと いまいちイメージが湧かないと思いますので ムービーをご覧いただこうと思います こういった長いワークを加工するとき 加工中のビビり 振動が起こりやすくなってしまいます そういった場合でも防振工具を使っていただくことで この中のダンパー重りが振動を吸収してくれる 本体の代わりに振動してくれるというものになります ガーンと消費が加わったときなんですけれども 通常の工具でしたらなかなか振動を収まらないんですけども 防振工具の場合でしたら すぐに振動が収まってくれるというものになります もう一つムービーをご覧いただこうと思います こちらはビビりというものがどういうものかというのを ご覧いただくムービーになります 前半のほうは弊社の製品の紹介ですので そちら無視していただいて 後半の実際の加工のところから解説していこうと思います この動画なんですけれども 加工を2つ行います まず一つ目が通常の工具で加工いたします あらかじめ言っておきますけど この場合ビビりが起こってしまいます 特に加工中の音に注意して聴いてみてくださいそれではまず最初に通常工具でビビっている加工から始めます 途中からキュリキュリキュリという 感高い音になっていたかと思います これがビビり音と呼ばれる ビビりの音ですね なぜこのような音が鳴るかと言いますと 加工中に工具が振動してしまっている その振動の音が先ほどのキュリキュリという 感高い音になります では続いてもう一つの加工 今度は防止工具を使ってビビらず加工ができているというのをご覧いただこうかと思います 切り靴が当たるパラパラという音は 聞こえてきたかと思うんですけども 先ほどのような感高い音とはなっていなかったんじゃないかと思います これがビビるのない加工 通常の加工ですね ビビるのない加工になります 続いてこの二つの加工を並べて見てみようと思います ビビりが起こった場合なんですけども もう一度お聞きいただいたように キュリキュリという感高い音になってしまいます それに加えまして加工面ですね このように振動の跡がついてしまう 筋がバーッと入った状態になってしまいます これがビビり跡とかビビり面といわれる状態になります ビビりというのは先ほど聞いていただいたように 感高音が鳴って 作業環境が悪くなるだけではなくて このように加工面もガタサがなってしまいます 加工面荒さの要求を満たせないこと多いですし 寸法が外れてしまったりだとか あるいは振動でチップが損傷を受けてしまったりといった 現場のトラブルで結構よくあるトラブルの一つになります 防振工具を使っていただきますと こういったビビりというのを大抵防ぐことができますので きれいな加工 そして静かな加工というのが可能になります 先ほどご覧いただきましたように 防振工具を使うことで 加工中のビビりというのを防ぐことが可能になります 私も何回か使ったことがあるんですけれども 基本的にこの防振工具を使っていただくと 大抵のビビりは収まりますね ほとんどの場合に効くという非常に優れたものになってございます ただそのものの値段も非常に高いですので 内径加工 全てに防振工具を使うというのは なかなか非現実的かなと思います 内径工具を選ばれる際に注意していただきたい 覚えていただきたいキーワードというのが この太く短くというものになります こちらの公式ですね こちらの公式 覚えていただく必要はないんですけれども これ何を示すかといいますと 切削工具に切削抵抗がかかる 加工中に工具に力がかかったときのたわみ 曲がった量を示してございます このたわみ量が大きければ大きいほど 加工中のビビり振動が起こりやすくなってしまいます ですので工具の側でビビりを防ぐために このたわみを小さくする前にやることは大きく2つございます 1つが工具の太さ これをできるだけ太くしてください もう1つが工具の長さ これをできるだけ短くしてください 工具を太く短く使うことで 加工中のビビりというのを防ぐことが可能になります この太く短くというキーワードなんですけれども 内径工具のところでご紹介をしているんですけれども これ加工全般に当てはまることになります 外径製作であろうば内径製作であれば あるいはフライス加工であれば穴あき加工であれ 加工すべてにおいて工具というのは できるだけ太いものをできるだけ短く使うというのが基本 ビビりのない安定加工をするための基本になってまいります そのためこれはしっかり覚えておいていただければと思います ここからは切削条件について見てまいります 切削条件というのが加工のパラメータのことになります このように様々な加工のパラメータ 切削条件があります APで表せるのが切り込み 加工の深さを表しています FNで表せるのが回転あたりの送り 単純に送りだけで言うこともあります 製作加工というのは材料がくるくる回りながら 工具が動いていくんですけれども その工具の動く速さを示すのが この回転あたり送りになります ワーク材料が一回転する間に 工具が何ミリ進むかを示すのがこのFNになります それぞれチップの角度を示すのが この切り込み角になります このように色々な切削条件 加工のパラメータというのはあるんですけれども 切削条件の中で最も重要なのが このVCで表される切削速度になります なぜこの切削速度が重要なのか 理由は大きく二つありまして 一つがこの切削速度というのが 生産性の高さ つまり加工の能率を表すパラメータになります この切削速度が高ければ生産性が高い 低ければ生産性が低いということが分かります もう一つの理由なんですけれども その生産性の高さという点だけで見れば 例えば回転あたり送りやのか あるいは切り込みというのも 生産性の高さを示すパラメータの一つになります なぜ切削速度が重要なのかなんですけれども この切削速度というのが チップの摩耗に一番効いてくるパラメータ だからになります この切削速度と摩耗の関係については 次のトラブルシュートの章で 詳しく見ていこうと思います さてその切削速度なんですけれども 切削速度というのがこのワークの回転する速さになります こういう話いたしますと じゃあ回転数と何が違うのという話よく伺います 切削速度と回転数 どちらもワークの回転の速さを示すパラメータなんですけれども 指し示していること 表していることが少しずつ違ってございます 言葉で書くとこのように書いてあるんですけれども もうちょっと分かりやすい例で言いますと グラウンドをぐるぐる走っている人を思い浮かべてみてください そういったグラウンドを走っている人の速さ 走る速さを表す言い方 二通りあるんじゃないかなと思います 一つがその人が時速何キロで走っているという表し方 時速10キロとか15キロとかいう表し方が一つ もう一つがその人がグラウンド1時間に何周しているという言い方 1時間にグラウンド5周とか10周とかという表し方 そういった二通りの表し方があるんじゃないかなと思います この切削速度というのが時速何キロに相当する表し方 回転数というのが1時間に何周に相当する表し方になります 切削の世界ですとどちらも1分間あたり何メートルとか 1分間あたり何周というふうな 1分間あたりという単位になるんですけれども 切削速度というのは時速何キロに相当するもの 回転数というのは1時間に何周に相当するものというふうに覚えておいてください その切削速度何度比べるも求める公式というのがございます 切削の世界におきましては様々な公式あるんですけれども その中でも最もよく使う最も重要な公式かと思います それがこちらですね 切削速度というのはワークの直径かける3.14かける回転数 割る1線になります なんで最後1線で割っているかといいますと ワークの直径というのは単位ミリで表します まずは切削速度の単位というのがメートルパーミニッツ 1分間あたり何メートルになりますので 単位を揃えるために最後1線で割ってやっているというものになります この公式な技術をしっかり覚えてしっかり使えるようにしておいてください それでは練習問題です ワーク直径が50mm回転数が300rpmの場合の切削速度いくつになりますでしょうか 一度動画を止めて計算してみてください 一度動画を止めて計算してみてください よろしいでしょうか それでは解説してまいります この数字というのを公式に当てはめていきます 切削速度というのはワーク直径今回50mmです 50×3.14×回転数300÷1000ですので 47.1 四射五にして正数値で表すことがあるので 47mパーミニッツになります 47mパーミニッツになります 続いて回転数の公式になります 公式と言いましても先ほどの切削速度の公式を 形を変えただけのものになります このような公式になります ですのでこれどちらか回転数か切削速度がどちらか覚えていただければ そこから形式を変形させることで どちらの公式も使えるというものになります それではこちらも練習問題です ワーク直径が80mm切削速度が150mパーミニッツの場合の回転数いくつになりますでしょうか これも一度動画を止めて計算してみてください 一度動画を止めて計算してみてください よろしいでしょうか こちらも解説してまいります これも公式に当てはめていきます 回転数イコール切削速度150×1000 割ることのワーク直径80×3.1を ですので計算すると597.1 これも整数値で表すことが多いですので 試合におしまして597rpm 597rpmになります これらの公式ですね 最近ですとスマホのアプリでこういった公式を覚えなくても 数字を入力していくと速度とか回転数とか ものによっては加工にかかる動力とか加工時間なんか求めてくれるというアプリもございます そういったアプリで計算するっていうのもありなんですけれども この公式に関しては 少なくとも切削速度の公式に関してはしっかり覚えておくようにしておいてください 続いてトラブルシュートに移っていこうと思います 今回はチップの摩耗について学んでまいります こちらの表ですね こちらの表ですね こちらの表は覚えていただく必要はございません これで言いたいのか 摩耗っていうのはさまざまな原因というのがありますよということですね こちらの章では 摩耗って一言で言っても 摩耗って言ってもさまざまな種類がございます ですので摩耗の種類 どういった種類があるのか そしてそれぞれの摩耗に対して どういった対策があるのかについて学んでまいります まず一つ目が逃げ面摩耗 VB摩耗になります 単に一言で摩耗って言った場合ですね 大抵このVB摩耗、逃げ面摩耗を示すことが多いです それくらい一番よく見かける 一番一般的な摩耗形態になります チップの逃げ面側ですね これがワークと擦れて どんどんちびでいって削れていくというのが この逃げ面摩耗になります この逃げ面摩耗対策といたしましては 切削速度を下げたり 対摩耗性のある材質に変更するという対策になります 対摩耗性がある、つまり硬いチップですね チップの材質面、4桁の数字の下2桁の小さい側に変えていく 下2桁の数字の小さい側に変えていくという対策になります 続いて、すくい面摩耗、クレーター摩耗という言い方もいたします 今度はすくい面ですね こちらが削れられていく、摩耗していく、ちびていくというものになります このすくい面なんですけれども 切りくずがこのすくい面に流れて通っていきます ですので、このすくい面摩耗というのは 切りくずによってチップが削られていく、ちびていくという摩耗形態になります こちらの対策なんですけれども 回転あたりを繰り下げたり あるいは対摩耗性のある材質に変更するといった対策がございます 先ほどの逃げ面摩耗と同じような対策になります もう一つポジチップを選ぶという対策もございます これどういうことかといいますと ネガチップの場合、チップを水平ではなく斜めに取り付けます ですので、すくい面により切りくずがごちごち当たりやすいんですね なぜなら、ポジチップの場合ですと チップが水平に取り付けられます ですので、もちろんポジチップでも 切りくずというのは、すくい面に当たってはくるんですけれども ネガチップにかかって当たりが穏やかになることから こういったすくい面も少なくすることができます 続いて、蘇生変形という摩耗形態になります これ写真の通り、チップの形が変わってしまうという摩耗形態ですね ここまで極端になるというのは、なかなか珍しいかと思うんですけれども チップの形が変わってしまうという摩耗形態になります なぜこういうことが起こるかといいますと 加工中の刃先、非常に高温になります 1000度くらいと言われてくらい、非常に高温になります そのように、温度が上がると、もっと柔らかくなるんです それは、超高剛器も同じになります 温度が上がって柔らかになったところに、切削抵抗がガンとかかる 加工の力がガンとかかるせいで、形が変わってしまうというのが この素性変形になります この素性変形、対策としては、速度とか、送りを下げるといった 切削除去を落としていくという対策 それと、対摩耗性のある対象、より硬いチップに変えていくという対策になります 続いて、高性刃先、溶着と呼ばれる摩耗形態になります これどういうまま切りたいかと言いますと、この写真の白い部分です これなんですけども、切り靴の欠片がべっちょりくっついた状態 靴の底にガムがくっついたみたいな状態になります なんでこういうことが起こるかと言いますと、先ほど申し上げたように 加工中の刃先は非常に高温になります 切削という加工なんですけども、そのような高温によって 材料を柔らかくしてスパッと切ってやっているということになります なんですけども、刃先の温度が低い場合、上がりきっていない状態ですと 材料を硬いまま加工することになります 削るというよりかは、むしり取るような形になりまして むしり取った欠片がくっつくというのが、この硬性刃先、溶着になります ですので対策といたしましては まずは切削速度を上げるという対策になります 他の摩耗形ですと、切削速度を下げる対策ばかりなんですけども 硬性刃先、溶着に関しては切削速度を上げるという対策になります もう一つの対策としては、刃先がとんがっているのではなくて 生暗な刃先、丸まった刃先ですと、スパッと切り取る床は むしり取るような形になりやすくなってしまいます その刃先をとんがらせてやるというのが、もう一つの対策になります 具体的に言いますと、ポージチップを使うだとか、シャープなチップを変えてやるとか 仕上げ用のブレーカーに変えてやるとか、あるいは研磨球のチップを使うといった対策になります 先ほどの写真ですと、チップの溶着なんですけれども、チップが溶着しているとき 実は、ワークのほうも同じように溶着してございます 左が速度200m、片方の推奨条件くらいで加工した状態、特に問題のない加工面になります 対して、左側がその10分の1、20mという非常に遅い速度で加工したときの加工面になります こういうふうに遅い切削速度ですと、加工面をむしりというような形になりますので、チップに溶着するのはもちろん 加工した材料、ワークのほうも、このようにむしられたようなガサガサな面になってしまいます 現場のトラブルでたまにあるんですけれども、加工面が白く濁るといった、面がきれいじゃないといったトラブルですね ここまで極端ではなくても、軽い溶着を起こしている可能性がございますので、切削速度を上げていただいたほうが良くなることが多いです 続いて、熱亀裂について見ていきます 熱亀裂、英語の言うとサームラクラックという言い方もいたします この写真のように、チップに縦の筋が入ってしまう、こういった亀裂が生じるという摩耗形になります なぜこれが起こるのかと言いますと、特に空欄と冷却油をかけながらの、摂削油をかけながらの加工でよく起こる、守り形態になります 空欄と摂削油がかかっている場合、しっかり刃先にかかっている場合、刃先というのは冷やされます 冷やされると物は縮まります ずっと空欄とかかってくれればいいんですけれども、何かのタイミングで空欄とか当たらなくなるタイミングがあります その時、朝日には熱がこもります。熱がこもると物は膨らみます また空欄とかかかって、冷やされてしまいます 空欄とかかからなくなって、また膨らめます といった膨らんだり、沈んだりを繰り返すことで、亀裂ができてしまうというのが、この熱亀裂、サーマルクラックになります これの対策なんですけれども、切削油、空欄とかけないというのも一つの対策になります もちろんこれやられているお客様もいらっしゃるんですけれども、空欄とかけないといればかけないで、例えば逃げ目の毛が増えてしまったりだとか あるいは切り屈が伸びてしまったりだとか、画面が荒れてしまったりだとか、他のトラブルも生じやすくなってしまいます ですので、一般的に捉える対策としては、耐熱亀裂に優れた材料に変えるということになります 具体的に言いますと、PVDのチップ、PVDのコーティングチップに変えているという対策になります コーティングの種類というのが、PVDとCVD、2種類にございます そのうちのPVDに変えてやるという対策になります どの材質がPVDかCVDかなんですけれども、カタログに、この材質はPVDですよ、この材質はCVDですよ、どの工具メーカーでも載ってございますので、そちらを参考になさってください もうの最後はチッピングになります。こういった刃先の掛けとか刃こぼれになります これは対策なんですけれども、人性の高い柔らかいチップに変えるという対策 下二木の数字の大きい側に変えていく、下二木の数字の大きい側に変えていくという対策になります このチッピングに関しましては、より柔らかいチップを使うという対策になってまいります This is the end of the video. 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